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< saworiさん展示室 >

Vol.14

 

晴れた空の色

 

   時に 

   包まれ 癒され ほどかれて

   私は

   許し 微笑み 流れてゆく 

   晩夏の泪  秋風の嘆き  冬空の眩暈

   只 祈る様に 

   此の手を延べて

   私は

   蒼に溶ける。

 


Vol.13

 

 It's Over

 

良い子でいると決めたのはあたしだわ
判って居るのよ、だから。
云わないで
云わないで
微笑って居て。
あたしと此の判りきった騙し合いを続けて
駄目なactorとactressで居ましょう。
又此処に来たのよ
あたしの指 前髪 優しく騙して
あたしの瞳に騙された振りをして。
又此処に来たのよ
何処に居ても良いの
遠くに行かないで。
こう成った理由も今は判るのよ、だから。
あたしを、許して。

 


Vol.12

 

      消去

 

全く不快な夢 喉が渇いてひりひり痛む 此の身体は動かない
身体を折り曲げ 深く息を吸い込み あたしはあたしの腕であたしを抱く

寒い玄関で 一瞬で肩すかしを食わされあたしは底抜けに成った
喉に風が通った
それからあたしは 総て分かっていた様に口元を歪めた

貴方があの小さな約束を破った 細い糸が音も無く切れた
一晩中電話は鳴らなかった そこでやっとあたしは思い出した
騙し続けていたあたしの中のあたしはもう誤魔化されはしなかった
あたしが今迄 周囲を失くし 涙を隠して庇って来たものは もう何処にも無い
甚だしい勘違い あたしは親指の爪を噛んだ
泣く程の感情は残って居なかった

あたしの中から貴方を消す時が来た

目を閉じて 三つ... 

 


Vol.11

 

      Fade out

 

「君にもらったペンについてたうさぎ 消えちゃったね」

私の右足の親指には まだ残っている あの夏の シルバーのエナメル

もう消えてしまった あなたの中の 私

まだ消えてくれない 私の中の あなた

 


Vol.10

 

      Forget me Not

 

あなたは いつでもそこにいて

少しも動かず あの微笑みを浮かべたままの眼差しで 私を 涙ぐませる

時が経つ毎に

霞んでゆく あなたの掌と 指先と 声と 瞳と... その くちびるの記憶

忘れることも 忘れないことも難しいけれど

あの日から

私はあなたの中に どんな形で残ってる?

 


Vol.9

 

      missing

 

あなたを守りたいよ あなたを守りたかったよ

青白い月は 凍りついたまま 雫さえ落とさず... missing...

あなたを もう 守れない もう どうする術もなく

濡れた砂 軋んで あなたに刻みつけた私の印は 消えてゆく

この痛みはどこへ...

missing you...

 


Vol.8

 

      Dreaming of you

 

窓をたたく雨音に気付いてしまうほど ここは静かです

眠る気がしないのは どんなに忘れようとしても
あなたが夜毎 私の夢に現れるからなんです

夢の中で私は 不思議なことに 夢であることに気付いていて
目覚めた後の溜息まで 計算済みなんです

時に背を向けて歩いていってしまう
時に他愛もない話をしながら私の横で笑い声をあげ
時に微笑み 私を優しく抱く  あの日の あなたがいる

どのみち

もう二度と 現実には起こり得ないことを 知っているからこそ
夢の中のあなたを 目覚めた後のあなたに重ねたりはしない

誰かの前で泣くことも 一人きり泣くことも苦しいならば
自分を心地よくする術を身につけるくらいの経験は してきたのだから
私の身体に宿る あなたの記憶を 決して 呼び覚まさないようにと

ただ 時が経つのを 目を閉じて 待ちましょう  

窓をたたく雨音に気付いてしまうほど ここは 静かです...

 


Vol.7

 

       prayer

 

何かを諦めることが こんなに難しいなんて 知らなかった 慣れてたはずなのに

どこかにいるかもしれない 神様

強く思ってれば 願いは必ず叶うって 本当ですか?

 


Vol.6

 

       たいせつ。

 

 一つ前の恋が終わった時 そばにいてくれたあなたに言った

T大切な人やものは いつも失ってからしか その価値に気付かないんだねU

 あなたのことは そばにいる時も とてもとても 大切で

 失う前から とっくに 気付いてた あなたがどんなに 貴重な存在か 

 大切にしていても 離れていく 大切にしすぎて 失くしてしまったの

 


Vol.5

 

       カノジョ

 

肩書きなんて関係ない
線引きだってどこにあるのか
だいたい
カノジョって
そもそも
つきあうって
何?
いっしょにいるの それだけでいいじゃない

そう 思っていた

なのに

私には一度だって自分から会いに来たりしなかったあなたを
隣の教室の入口で見かけたり

いつも駅まで遠回りして あなたについて行っていた私の目に
全然駅と逆方向の曲がり角に消える二人の背中がにじんで
あのコの住所 知らなければよかったなんて 思ったり

約束がなければいっしょにいられなかったあなたが
当たり前のように待ったり待たれたり
きっと何日かに一度くらいは あのコの家の電話が鳴って

あなたから つきあおうって言われたあのコは すぐに返事をしなかったんだね
私なら 私だったら 迷ったりしない...
「あなたから」 私には 一つも なかった

あ カノジョって こういうものなんだね

知ってた わかってた そうなれないから そうなれなくてもいいフリをしただけ

ホントは 私が 世界でいちばん欲しかった場所

 


Vol.4

 

       Never be with you

 

視線の端に二人を引っかけて胸が痛くても
くちびる 指先 冷えて淋しくても
I'll never be with you

困らせたくはない と 平気な顔して頷くことを覚えた
私は 泣かないように見えたでしょう あなたは 知らないだけ

最初から 最後まで 二人きり 見つめ合う時間はなかった
誰かがいて 私がいたの 私は それでも いつでも 笑ってた...

この身体に棲みつく記憶が涙を押し出す
他の何かで代わりになるなら 探しに行くのだけど
You'll never kiss me, I know, but...

         アノコロニモドリタイ

 


Vol.3

 

        You are getting farther away...

 

視線に捕らえられたら 逸らせないから 横を向いて笑ってる
いつもみたいに笑い話しながら 心はうわの空 違うこと考えてる
話もちゃんと聞いてるけど 何度も聞き返しては 苦笑させてる
優しい声や 笑顔や あきれ顔や 遠くて 遠くて 手を伸ばしても 届かない
あんなに近くにいたのに すごい昔のことみたいで
もう 昔のことなのかもって ひとり 笑った
あなたの瞳が あたしの心の中の涙には気付かずに いつもみたいに ふわっと笑う
あなたの手が あたしの胸の張り裂ける痛みを無視して あたしをふざけてたたく
あたし どんなカオして笑ってるの?
KISSも HUGも 脆くて 儚くて そして 強くて 熱くて 激しくて せつなくて
あなたの隣の場所 いつもあたしだけのものじゃなかったけど
いちばん 知ってたかった いちばん 笑ってたかった いちばん 近くで
いちばん 見てた いちばん 好きだった あたしが 絶対
いちばん せつなかった いちばん 悲しかった あたしが 絶対...

 


Vol.2

 

        罪

 

無意識の束縛 意図的な残酷 不本意の呪縛
所有物という錯覚 傷痕をなぞる指 後戻りの出来ないゲーム
犯された禁忌 待ちくたびれた唇 解き放たれないHUG
嫉妬を憎みながらも また一つ傷を増やして 離れられずに苦しむ...

 


Vol.1

 

        Nobody but YOU

 

じゃあ この想いは どこへ行くっていうの
愛してなんかないよ 嘘をつく方が 今は楽なんだ
君と過ごした時間 君がくれた言葉 君のくちびる
君につけられた傷さえ 今は 記憶の中 痛い 痛い 胸の真ん中

どんなに深く傷ついても 何度傷ついても 君がいるだけで
カラダがバラバラになっても 胸が張り裂けても 君がいるだけで
何もいらない 君以外の全てを捨てたい それさえも許されない

どうして 笑ってくれたの
どうして 泣いてくれたの
どうして 抱きしめてくれたの
どうして キスしてくれたの
どうして 僕じゃ駄目なの 僕は 君じゃなきゃ駄目なのに

愛してなんかないよ 嘘をつく方が 今は楽なんだ
君と歩いた季節 君がくれた温もり 君のその瞳
君が僕につけた傷さえ 今は 愛しい 痛い 痛い 痛い...

どんなに深く傷ついても 何度傷ついても 君がいるだけで
カラダがバラバラになっても 胸が張り裂けても 君がいるだけで
どこにも行けない 君以外の全てを捨てた だからここには何もない

どうして そばにいてくれたの
どうして 嘘をつかなかったの
どうして 逃げなかったの
どうして 突き放さなかったの
どうして 僕じゃ駄目なの 僕は 君じゃなきゃ駄目なのに...