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< DAIさん展示室 >

[ 作品10 ]

 

  愛してるという言葉の意味

 

「ねぇ・・私のこと好き?」
そう彼女は僕に聞いてきた。
それに僕はいつものように答える
「うん・・好きだよ・・いや愛してる」
それを聞くと彼女は無邪気な子供のようにうれしそうな顔をする。
そしてうつむきつつ、やはりいつものように言う。
「私も愛してる」

しかし、僕は思う。
本当に彼女を愛してるのだろうか・・
いや・・愛とはいったいどんなものなのか・・・
愛してると言うのが愛なのだろうか・・
愛とはもともと形のないもの・・
しかし、それは言葉にして伝えるのが一番てっとり早い。
だから人は「愛してる」という言葉を乱発するのだろうか・・・
僕自身もいままでつき合ってきた女性にいつも言っている。
「愛してる」と・・・
だが、この言葉を心から言ったことは何回あるのだろうか・・
それとも、こんな事を考える自体おかしいのだろうか・・
考えれば考えるほど出口が見えない・・・
メビウスの輪に入り込んだように・・・
でも、現にこの言葉を言うと彼女や元彼女達は安心している。
一種の精神安定剤なのだろうか・・・
だから、僕は彼女達の主治医のようにいつもこの言葉を
薬のように言ってきた・・・
この言葉の真の意味を僕はわからない。
もしかしたら、意味などないのかもしれない・・
僕は真の意味がわかる日までいままでの通りに言うだろう

そして今日もいつものように・・
彼女の問いに答える・・
「愛してる」と・・・

 


[ 作品9 ]

 

  ロボット

 

僕はロボット
心を持たないロボット
ホントは心があるのにないように
演じてる悲しいロボット
どうして演じてるの?
それはね
あると悲しみや寂しさがわきあがるけど
無いと何にも感じなくてすむから

 


[ 作品8 ]

 

  瞬間

 

ほっとする瞬間・・・
待ち合わせの場所に君が立ってた時・・・
うれしくなる瞬間・・・
僕を見つけて微笑んだ君を見た時・・・
楽しくなる瞬間・・・
君と2人で街を歩いてる時・・・
抱きしめたくなる瞬間・・・
君が僕を黙って見上げてる時・・・
悲しくなる瞬間・・・
君が辛そうな表情をしてる時・・・

愛しくなる瞬間・・・
君と逢った時のすべての時間・・・

僕の生活の全てが君で染まってく・・・
僕の頭の中が全て君だけになる・・・
君に対する想いだけで今の僕は構成されてる気がする・・・
その想いが僕という容器からはみだした瞬間に
僕はどうなるのだろうか?

その瞬間が訪れるのをドキドキしながら待ってるよ・・

 


[ 作品7 ]

 

  素直

 

君はぶっきらぼうに僕の手の中にチョコをおいた
そして・・照れを隠すように
「義理よ。義理・・」と呟く
本心を知られるのが怖いかのように隠そうとする君
僕はそれに気づきながらも気づかないふりをする
「おいおい・・こんなものを渡してなにが目的だ?」
とわざわざふざけ口調で言う僕
この言葉に傷つくだろうと知っていながら言ってしまう
僕も彼女に本心を知られるのが怖いのだろう
彼女は僕に恋愛感情を抱かない友達と言ってたのに
惹かれていく自分に戸惑ってる君
彼女のその気持ちを受け入れるのが怖くて
はぐらそうとしている僕
いつから素直に好きという気持ちを言えなくなったんだろう
二人が素直になればすむことなのに

 


[ 作品6 ]

 

  僕の気持ち

 

君は今日も僕の胸の中で泣いているね
そんな君を抱きしめて耳元で優しく呟く僕
そう君はいつも悲しいことがあると僕に優しさを求めて頼ってくるね
でも、僕の気持ちに応えることはしない
君はずるいよ
僕の気持ちを知ってながら、寂しいときしか僕を頼ってこない
幸せなときは連絡もしてこないのにね
でも、僕は頼られると君を突き放す事ができない
どんな事があっても君が好きだから
僕の気持ちは君にしか向いてないから
周りからは都合のいい男でしかないかもしれない
それでもいいんだよ
君の辛い気持ちが少しでも楽になるなら

 


[ 作品5 ]

 

  誰でもいいから・・・

 

話がしたい、誰でもいいから・・・
会いたい、誰でもいいから・・・
どこかに行きたい、誰でもいいから・・・
存在を感じたい、誰でもいいから・・・
手をつなぎたい、誰でもいいから・・・
温もりがほしい、誰でもいいから・・・

愛したい・・君じゃなきゃやだ・・・

 


[ 作品4 ]

 

  共通点

 

最近よく君の夢を見るよ。
街を歩き、君と同じ香水の香りがすると。
振り返りいるはずのない君を探すよ。
君と同じ背丈の人を見ると君だと思いドキッとするよ。
君に似た・・君に似た・・・。
その繰り返し。
少しでも、共通点があると君だと思ってしまう。
いるはずが無いのに・・。
いつまで続くのだろうか・・。
きっと壊れるまでだろうね。
僕の精神が・・。

 


[ 作品3 ]

 

  電話・・・

 

低い声で囁くように聞こえる君の声・・・
とても心地よく僕の心に響くよ。
君を好きになってから。
その声が前以上に好きになった。。
受話器越しに聞く、その声・・・

わずかに聞こえるノイズが2人の距離を現すね。。
君が泣いてるときも・・寂しがってるときも・・
近くに居れない距離を埋めるための・・
大事な宝物の・・電話・・・
でも・・電話じゃ君を抱きしめることができない・・
キスをすることもできない・・・
どうしようもなく・・虚しくなる。。

だからといって・・・
側に居てやれない立場の僕・・・
友達以上じゃない立場の僕・・・
おそらく・・側で君を支えるのは僕じゃなく・・・
僕はその合間の寂しさを紛らわすテル友・・・
わかってるよ・・わかってるはず・・・
「いつでもかけていいよ。。」
それが僕の言える最高の言葉・・・
それ以上は言わない・・言えない・・・

「ありがとう・・寂しくなったらかけるね。」
少し、照れながら言う君の言葉が何よりも僕は嬉しいよ。。
「好きだよ」とか・・「愛してる」なんて言葉は望まないよ・・
ただ・・一言・・
「もしもし・・私・・・」
コールの後に聞こえる君の声が僕にとっては・・・
どんな声より・・心に響くよ・・・

今日も君の電話を待つよ・・
僕は自分の言葉を噛み殺しながら・・・
君とバカげた話をするために・・・
今の僕と君を繋ぐ大事な宝物・・・
電話を・・・

 


[ 作品2 ]

 

  見知らぬ君の涙

 

泣いてる君を見たよ
泣きじゃくる君を見たよ
体の水分をすべて出すように
思い出をすべて洗い流すように
何もかもを捨てるように

名前も知らない
君の涙に僕は吸い寄せられたよ
なぜ泣いてるの?
なにが悲しいの?
なにがあったの?
そんなことは聞けるはずもない
だって、僕と君は
見知らぬ他人なのだから

でも、目が君から離れない
目をそらせない
どうしても、君が気になる
どうしたんだろう
その訳がしりたい
君をしりたい

うつむき、泣く君に
僕は、手渡したよ。
ハンカチでもなく、テッシュでもなく
缶ジュースを
不思議そうに、顔を上げた君
その顔は、涙でびしょぬれだった
でも、綺麗だった

「えっ・・・何?」
と泣き声以外に初めて聞いた声
泣きすぎて、かすんだ声
でも僕はすごく綺麗な声に聞こえた
そして僕から出た言葉は
「水分補給」

そこで、君は小さく笑った
ホントに小さく
それでもう、僕は十分だよ
元気に少しでもなれたら・・・・
悲しみが少しでもうすれたら・・・
明日が少しでも楽しくなれたら・・・
 

 


[ 作品1 ]

 

    終わりの季節

 

出会った頃は幸せだった
何もかもが・楽しくて・うれしくて
恋しくて・愛しくて
意味の無い言葉でも幸せを感じて
もう君しかいなくて・・・

2度目の秋を迎えた僕らには
何もなかった・・
一緒にいても・・・何も感じない
唇を交わしても・・愛しくない
全ての感情を無くしたような日々
辛くて悲しくて・・・

僕の態度に気づきはじめた君
無理にはしゃいでる君・・
前より電話の回数が増えた君・・
すぐに思いで話をする君・・
時間があれば一緒にいたがる君・・
すべてが僕には重荷だった

なぜだろう・・・
あれほど愛し合ったのに
いつからこうなったのだろう
今はもう・・・
思い出だけにしがみつくだけの
二人・・・
僕たちはどこにいくのだろうか・・・
あての無い旅をしてる僕たち・・・
さよならを言えない僕たち・・・